英国王立音楽検定ABRSM

実技グレードのレベルと内容(ピアノ)

課題曲については各楽器の最新受検要項をご参照ください。

■プレパラトリーテスト

初心者を対象とした演奏検定。基礎テクニックを試す練習曲と、課題曲/自由曲に加え、簡単な音感のテストがあります。合否による判定はありませんので、グレード1を受検する前にまずはここからはじめてみてはいかがでしょう。

■グレード1

ピアノをはじめて1年以上の方を対象とした初級レベルのグレードです。
バッハやモーツァルトのメヌエット程度の課題曲が3曲と、スケール課題、初見演奏、オーラルテストがあります。

■グレード2,3

準中級レベルのグレードです。ブルグミューラーの練習曲や簡単なソナチネ程度の課題曲が3曲と、スケール課題、初見演奏、オーラルテストがあります。

■グレード4,5

中級レベルのグレードです。バッハのインベンションやソナチネ、ソナタ程度の課題曲が3曲と、スケール課題、初見演奏、オーラルテストがあります。

■グレード6,7

ツェルニー40番以上のテクニックを必要とする中上級レベルのグレードです。バロック、古典派、ロマン派、近代などの小品から課題曲が3曲と、スケール課題、初見演奏、オーラルテストがあります。

■グレード8

英国の音楽大学入試にも匹敵する上級レベルです。このグレードでは演奏テクニックを身につけていることが前提とされ、より高い音楽性と演奏表現が重視されます。
バロック、古典派、ロマン派、近代などの作品から課題曲が3曲と、スケール課題、初見演奏、オーラルテストがあります。

■パフォーマンス・アセスメント

21歳以上の大人の方を対象とした演奏検定です。演奏レベルは問わず、どなたでも受検できます。スケールや初見演奏、オーラルテストなどはいっさいなく、15分以内で自由曲を弾くだけです。合否判定はありません。演奏会前のリハーサルとしても最適な検定です。

■ディプロマ

グレード8以上の専門的なレベルです。詳細は要項をご確認下さい。