事業活動Activity

電子楽器100年展

開催場所: 国立科学博物館(東京・上野公園)他

開催期間: 2019年12月3日(火)~2019年12月15日(日)

開館時間:
午前9時~午後5時(金・土曜は午後8時まで)
※入場は各閉館時刻の30分前まで

休館日: 12月9日(月)
※開館時間や休館日等は変更になる場合があります。
公式サイト等(https://www.kahaku.go.jp/)でご確認ください

料金:
博物館の常設展示入館料のみでご覧いただけます。
一般・大学生:630円(団体:510円) 高校生以下および65歳以上:無料

その他:
詳細につきましては当ホームページ上で随時お知らせいたします。

お申し込みはこちら

2019.11.20更新

案内を印刷する

企画展 「電子楽器100年展」について

1920年にロシアのレフ・テルミン博士により発明された「テルミン」。世界初の電子楽器と言われるこの楽器が登場して100年の間に電子楽器は技術的な革新を重ねてきました。とりわけ我が国が世界的なリーダーシップの役割を果たし、電子楽器が単に技術的な進化だけでなく、芸術や文化に大きな影響を与えてきたことは明らかです。
公益財団法人かけはし芸術文化振興財団では、テルミン発明から100年目にあたる2020年の直前に、展示やさまざまなイベントを通じて、電子楽器とそれが生み出した電子音楽を科学的かつ芸術的な視点で多角的に体験できる企画展「電子楽器100年展」を国立科学博物館(東京・上野公園)にて開催します。
なお、この企画展は、独立行政法人国立科学博物館と共催、東京藝術大学音楽学部、一般社団法人全国楽器協会、一般社団法人音楽電子事業協会等の協力により、官民学が連携して実施いたします。
また国立科学博物館の本館内の3会場に加え、東京藝術大学の第6ホールを加えた4会場での開催もこの企画展の特徴です。

「電子楽器100年展」の見どころ

「電子楽器の偉人たち」 12月3日(火)~12月15日(日)

世界初と言われる電子楽器の発明者レフ・テルミン博士。
電子楽器を積極的に作品に取り入れ音楽に新境地を切り開いた冨田勲。
“INNOVATOR”と海外で称され電子楽器の開発に生涯を捧げた梯郁太郎。
電子楽器の偉人たちのヒストリーとその功績を数々の展示品で知ることが出来ます。

  • レフ・テルミン博士
    (1896-1993)
  • 冨田 勲
    (1932-2016)
  • 梯 郁太郎
    (1930-2017)

「電子楽器テーマ展示 “セネステシア”」 12月3日(火)~8日(日)

テーマ展示となる中央ホールでは、大理石に囲まれた吹き抜けの空間で、音と映像と光による電子楽器の創造性を体感(セネステシア)することが出来ます。
冨田勲が精力的に取り組んだサラウンド効果をともなうシンセサイザーによる名作の数々を、音と映像で体感することや、ボーカロイドをはじめとする最新のユニークな電子楽器の技術をこどもから大人まで体感出来る特別なデモ・ステージです。

展示イメージ

「電子楽器プレシャス・コンサート」12月6日(金)

木質の音響空間が特徴の東京藝術大学 第6ホール。この珍しい会場で貴重な電子音楽ライブが披露されます。
東京藝術大学の演奏者たちによる電子音楽、そして国内のテルミン奏者(テルミニスト)の第一人者である竹内正実らによるテルミン・アンサンブル。シンセサイザーの元祖と言われる貴重な楽器「オンド・マルトノ」のスペシャリスト大矢素子による演奏で楽しんでいただきます。
また東京藝術大学秘蔵の世界的にも珍しいモジュラー・シンセサイザーの数々の展示も電子楽器ファンには必見です。

  • 竹内正実
  • Mable and Da
  • 大矢素子
東京藝術大学所蔵のBuchlaシンセサイザー

「電子楽器のセミナー」12月7日(土)/ 8日(日)/15日(日)
「オサムとムサシ」上映会、スペシャル・トークセッション12月14日(土)

国立科学博物館日本館2階講堂では、珍しい電子楽器の体験セミナーなど、多彩な参加型イベントを毎週末に開催いたします。
宝塚市と手塚プロダクションの協力により、宝塚市立手塚治虫記念館でしか観ることのできない名作アニメ「オサムとムサシ」(12月14日)の上映を行います。手塚眞監修による約18分のこのアニメーションは、冨田勲によるオーケストラ・ハーモニーが見事にシンクロした貴重なコラボ作品を国立科学博物館での1日限りの特別な上映会(全5回)です。また5回のうち最終の上映会のあとに開催する、音楽家の千住明、生物学者の福岡伸一、そしてビジュアリスト手塚眞の3人によるスペシャルなトークセッションは見ものです。
こどもたちが楽しめるプログラム、マトリョーシカ型テルミンの体験セミナー(同7日)や、最新音楽の定番アナログ・シンセサイザーが誰でも組み立てられる「littleBits(リトルビッツ)」のワークショップ(同8日)。
またシンセサイザーの元祖といわれ、数々のオーケストラ作品にも使用される「オンド・マルトノ」セミナー(同8日)や、4人目のYMOと呼ばれ様々なジャンルの音楽を手掛けてきたシンセサイザーの大御所である松武秀樹によるトークセミナー(同15日)、そして本格的な電子楽器愛好家には最新のMIDI 2.0の情報が得られる「MIDIの現在と未来がわかるセミナー」(同15日)も必見です。
こどもからマニアまでを対象としたバラエティに富んだ日替わりメニューを2週間の毎週末にご用意しています(すべて事前申込制)。

アニメ「オサムとムサシ」
  • 千住 明
  • 手塚 眞
  • 福岡 伸一
松武 秀樹

<開催イベントの詳細・参加方法について>

1. 電子楽器プレシャス・コンサート

世界で初めての電子楽器と言われているテルミン、シンセサイザーの起源と言われるオンド・マルトノ、歴史的にも重要な電子楽器や東京藝術大学学生による最新の電子音楽コンサート。藝大秘蔵のシンセサイザー開発初期の貴重なモジュラー・シンセサイザーも展示。

日時:
12月6日(金)、17時45分開場 18時30分~20時30分
会場:
東京藝術大学 上野学舎 第6ホール
演奏:
【1部】東京藝術大学 後藤 英(音楽環境創造科准教授)、満 潔 音楽音響創造博士課程)、顧 昊倫(音楽音響創造修士課程)、鈴木俊哉(リコーダー)
【2部】竹内正実(テルミン)、Mable and Da(マトリョミン・アンサンブル)、大矢素子(オンド・マルトノ) 安田結衣子(ピアノ)
定員(対象):
150名(小学生以上(小学生は保護者同伴)
申込:
HPで受付(11月20日より 定員になり次第締め切り)
参加費:
無料。但し事前申込の上、入場の際に、受付で以下の①もしくは②をご提示ください。
①Webで事前申込み完了の返信メールをプリントアウトしたもの
②Webで事前申込み完了の返信メールのスマホ画面

2. ふしぎな楽器「テルミン」こども体験セミナー

世界で初めての電子楽器といわれているテルミン(マトリョーシカ型)を体験しよう

日時:
12月7日(土):第1回目14時00分~15時00分(13時30分開場)
12月7日(土):第2回目16時00分~17時00分(15時30分開場)
会場:
国立科学博物館 日本館2階講堂
講師:
テルミニスト 竹内正実他
定員(対象):
各回小学生25名
※但し小学生一人参加に付き保護者1名が必ず同伴
申込:
HPで受付(11月20日より 定員になり次第締め切り)
参加費:
常設展示入館料(一般・大学生は630円、高校生以下・65歳以上無料)で参加可能

3. 「オンド・マルトノ」がわかるセミナー

シンセサイザーの元祖とも言われるオンド・マルトノを知る、学ぶセミナー

日時:
12月8日(日)、12時30分開場 13時00分~14時00分
会場:
国立科学博物館 日本館2階講堂
講師:
オンド・マルトノ奏者 大矢素子
定員(対象):
100名(小学生以上(小学生は保護者同伴))
申込:
HPで受付(11月20日より 定員になり次第締め切り)
参加費:
常設展示入館料(一般・大学生は630円、高校生以下・65歳以上無料)で参加可能

4. 「シンセサイザーで音をつくってみよう」ワークショップ

新しい電子工作キットlittleBitsを使って、音をつくってみよう

日時:
12月8日(日)、14時45分開場 15時00分~16時30分
会場:
国立科学博物館 日本館2階講堂
協力:
littelBits ✕ KORG
定員(対象):
小学生20名(小学3年生以上)
※但し小学生一人参加に付き保護者1名が必ず同伴
申込:
HPで受付(11月20日より 定員になり次第締め切り)
参加費:
常設展示入館料(一般・大学生は630円、高校生以下・65歳以上無料)で参加可能

5. 「オサムとムサシ」上映会

宝塚市の手塚治虫記念館でしか観られない「オサムとムサシ」
手塚プロダクションと音楽家 冨田勲コラボによるアニメ作品の1日限りの上映会

日時:
12月14日(土):第1回目 10時00分開場 10時30分上映
12月14日(土):第2回目 12時00分開場 12時30分上映
12月14日(土):第3回目 14時00分開場 14時30分上映
12月14日(土):第4回目 16時00分開場 16時30分上映
(各回完全入れ替え制、上映時間は約分)
会場:
国立科学博物館 日本館2階講堂
定員(対象):
各回150名(小学生以上(小学生は保護者同伴))
申込:
HPで受付(11月20日より 定員になり次第締め切り)
※最大2名様のお申込が可能
参加費:
常設展示入館料(一般・大学生は630円、高校生以下・65歳以上無料)で参加可能

6. 「オサムとムサシ」スペシャル・トークセッション

手塚プロダクションと音楽家 冨田勲コラボによる「オサムとムサシ」
3人のスペシャリストがこの名作について語る特別プログラム

日時:
12月14日(土)、17時30分開場 18時00分開演(アニメ上映を含む約90分間)
会場:
国立科学博物館 日本館2階講堂
出演者:
千住明(音楽家)、手塚眞(ビジュアリスト)、福岡伸一(生物学者)
定員(対象):
各回150名(小学生以上(小学生は保護者同伴))
申込:
HPで受付(11月20日より 定員になり次第締め切り)
※最大2名様のお申込が可能
参加費:
常設展示入館料(一般・大学生は630円、高校生以下・65歳以上無料)で参加可能

7. 電子楽器セミナー Part.1

「松武秀樹のシンセサイザー・ストーリー」
4人目のYMOと呼ばれたシンセサイザーの第一人者、松武秀樹が語るシンセサイザー

日時:
12月15日(日)、13時00分開場 13時30分開演(約60分間を予定)
会場:
国立科学博物館 日本館2階講堂
講師:
松武秀樹(進行:国立科学博物館 産業技術史資料情報センター 北口二朗)
定員(対象):
100名(中学生以上)

電子楽器セミナー Part.2

「MIDIの現在と未来がわかるセミナー」
1983年に提唱された「MIDI規格」が36年ぶりにアップデート。現在のMIDIの最前線や、最新の「MIDI 2.0」を専門のエンジニアが音と映像で詳しく解説

日時:
12月15日(日)、15時00分 開始(約90分間を予定)
会場:
国立科学博物館 日本館2階講堂
講師:
一般社団法人 音楽電子事業協会 MIDI企画委員会
定員(対象):
100名(中学生以上)
申込:
HPで受付(11月20日より 定員になり次第締め切り
Part.1のみ受講/Part.2のみ受講/両方受講、を選択可能
参加費:
常設展示入館料(一般・大学生は630円、高校生以下・65歳以上無料)で参加可能

公演事業Topへ